- 焚き火ってちょっと面白そう!
- やってみたいけど、どこですればいいの?
- 焚き火をしても怒られない場所が知りたい!
近年のキャンプブームで、よくメディアに取り上げられる「焚き火」。温かくて落ち着きそう、のんびりできそうと興味のある方は多いです。
しかし焚き火は一歩間違えると火事になったり、火傷をしたりとリスクもたくさん。今の日本では、焚き火が自由にできる場所も限られています。
本記事では自由に焚き火が楽しめる場所と、それぞれの注意点について紹介しています。
怒られたら嫌だと不安になりながら焚き火しても、落ち着かないですよね。
- キャンプ歴3年、30代後半の2児の父。
- キャンプ好きの友人に誘われキャンプの虜に
- コロナでメンタルをやられ毎週焚き火を眺めて復帰
- もっと焚き火ファンを増やすべく焚き火ブログを執筆中
また記事の後半では「本格的じゃなくてもいいから焚き火だけしたい」という方に向けて、焚き火が楽しめる店舗と自宅用の焚き火ランプについても紹介しました。
- 「本格的なキャンプは無理だけど焚き火だけならやってみたい」
- 「キャンプ道具を買わなくても気軽に焚き火を楽しみたい」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
焚き火の場所探しは許可とトラブルがポイント
現在の日本では、焚き火が安全に楽しめる場所は限られています。
焚き火は火事や事故のリスクはもちろんのこと、煙や臭いなども注意しなければいけません。
そのため焚き火ができる場所は、以下の2点が問題ないかチェックしましょう。
- 管理者の許可が取れるか
- 近隣住民とトラブルにならないか
焚き火をするために、場合によっては管理者へ申請したり、許可を取ることが必須の場所もあります。
また焚き火の煙や臭い、火の粉などのトラブル防止のために、周囲から理解が得られるかどうかも確認してください。
トラブルに巻き込まれないために下調べは大事!
焚き火ができる場所の候補は5つ
焚き火ができる場所は、以下の5つが候補です。
- キャンプ場
- 公園のバーベキュー場
- 河原
- 海辺
- 自宅の庭
キャンプ場
キャンプ場は運営者の私有地。キャンプをすることが前提なので、火の使用を許可している場所がほとんどです。
焚き火NGと明記しているキャンプ場でなければ、問題なく焚き火を楽しむことが可能です。
キャンプ場は有料・無料それぞれあり、設備の快適性は施設によって全く異なります。有料キャンプ場の料金も施設ごとに異なるため、レビューを読みながら比較してください。
オススメは「灰捨て場」の完備されたキャンプ場を利用することです。
その他、トイレや水回りなどが整備されているかもチェックしておくといいでしょう。
公園のバーベキュー施設
公園のバーベキュー施設も、焚き火ができる場所としてオススメです。キャンプ場と比べて都心部にもあるため、大都市圏に住んでいる方がアクセスしやすいところがメリットのひとつ。
また公園は公共施設のため、利用料金が無料、または格安で使えることが多いのも良いポイントです。
バーベキュー施設の利用は事前許可が必要なところが多いため、近所に良さそうな公園がある方は役所などに問い合わせてみましょう。
バーベキュー施設のカマドで焚き火しても良いかは、公園のルール次第。カマドで焚き火ができれば焚き火台を用意しなくても済むため、使いたい方は合わせて確認してください。
また公園は利用時間が決まっており、夜間利用NGの場所が多いため要チェック。夜間の焚き火を楽しみたい方は、キャンプ場を利用した方が快適です。
バーベキュー施設はあくまでバーベキューを楽しむ場所。焚き火NGの場合も多いので、確認してから使いましょう。
河原
河原は一部で焚き火ができる場所もあります。管理者に確認を取って、問題ない場合は焚き火スポットとして利用しましょう。
とはいえ河原の管理者は分かりにくいことが多く、誰に確認を取ればいいか判断しにくいです。
例えば東京の多摩川なら、上流と下流で管理者が異なります。
多摩川については、万年橋(青梅市)より上流は東京都、万年橋より下流は国土交通省が管理しています。
引用:東京都建設局
河原で焚き火をする場合、確認と許可を取るまでがかなり大変。
電話で役所に問い合わせたら、複数の部署をたらい回しにされた方もいるようです。
また整備されていない河原はトイレや灰捨て場などの施設がないため、利便性は低いです。周辺の施設を確認したうえで、焚き火の燃え残った薪や炭・灰などは自宅へ持ち帰りましょう。
海辺
海辺や砂浜でも、一部で焚き火ができる場所があります。海辺は海岸法によって、基本的に誰でも利用可能。
しかし実態は県や企業などが海岸管理者となっていることがほとんどで、利用ルールは海岸管理者によって決まります。
バーベキュー禁止などの立て看板が立っている場合は明らかにNG。もし掲示されていなくても、しっかり下調べをしてから焚き火をしましょう。
正直、焚き火OK・NGの見極めが難しいです!
海水浴場として開放している期間はバーベキュー禁止の場所もあったり、利用届の提出が必要な場所もあったり、地区によってさまざま。
過去には砂浜に埋めた炭を子どもが踏んで火傷した事故もあるため、もし焚き火が可能な場所でも後始末はキッチリ行い綺麗に使いましょう。
自宅の庭
自宅の庭は私有地のため焚き火しても良さそうですが、実際は住んでいる自治体の条例によって異なります。
特に住宅街や都心部などの建物が密集している地域では、条例違反の他にも
- 煙の臭い
- 火事・ボヤ
- 火の粉
など隣家とのトラブルにも要注意。自治体の条例をチェックしたうえで、周囲の理解が得られる場合のみ自宅の庭で焚き火しましょう。
密接している住宅街では、焚き火するのは危険。
キャンプ場が一番安心して焚き火を楽しめる
上記5つの中では、焚き火をするなら「キャンプ場」がオススメ。移動の手間や利用料金が難点ですが、他のスポットと違い安心して確実に焚き火を楽しめます。
キャンプ場は運営者がいるため問い合わせ先も明確。細かなルールや注意事項を、しっかりチェックできるのもメリットのひとつです。
- 焚き火をしてもいいか
- 焚き火台の使用は必須か
- 焚き火シートも使うべきか
- 燃えカスが処分できるか
近隣の目線や後始末などの余計な心配をせず、思いっきり焚き火に集中できます。
キャンプ場はキャンプ道具をフルセットで持っていく必要は無し。焚き火だけしたい人は、焚き火道具だけ買い揃えて行ってもOKです。
キャンプへ行くと、焚き火だけして帰る人もよく見かけます!
「キャンプ道具をすべて揃えるのは敷居が高い」という人は、焚き火に使う基本セットだけ買い揃えましょう。100円ショップのアイテムを上手く使えば、1万円前後ですべて揃えることが可能です。
焚き火で必ず使う基本セットについては、以下の記事で詳しく説明しています。
焚き火だけしたい人は店舗利用もオススメ
- 焚き火には興味あるけど、わざわざ道具を買い揃えるのは嫌
- ちょっと焚き火でも眺めて癒やされたいだけ
このような方は、焚き火を楽しめる店舗へ行くのもオススメ。特に東京・大阪などの大都市圏に住んでいる方は、そもそも焚き火のためにキャンプ場へ行くのも大変という方も多いです。
キャンプ場に行くだけで小旅行の距離だし遠い!
「キャンプ場を予約して!」「焚き火の道具買って!」と言われても、なかなかハードルが高いと感じるはず。
- ちょっと焚き火を眺めてゆったりしたい
- 焚き火のある場所でご飯が食べたい
このような方は、近場で焚き火を楽しめるお店を探してみるのもいいでしょう。
本記事では「東京近郊」「大阪近郊」に絞って、近場で焚き火が楽しめるお店を探してみました。
東京近郊の焚き火が楽しめる店舗
大阪近郊の焚き火が楽しめる店舗
自宅で焚き火をしたい人は焚き火ランプもアリ
焚き火はしたいけど遠出したくない!という方は、自宅で焚き火ができる焚き火ランプ「PATIO FLAME」もオススメ。
焚き火ランプは液体のエタノール燃料を燃やして楽しめるインテリア。火の粉や煙がでないため、室内でも安全に焚き火が楽しめるアイテムです。
- 倒れにくい安全設計
- 火の粉が出ず火事リスクなし
- 簡単に着火・消火ができる
ガラス筒で覆われているため周囲が熱くなりすぎず、気持ちいい程度にポカポカします。外出しにくい冬などの寒い季節にピッタリ。
PATIO FLAMEについて詳しく知りたい方は、以下の記事もお読みください。
▶ 家の中でも焚き火!PATIO FLAMEを使った感想を紹介
手軽に焚き火ができる場所は貴重
本記事では「焚き火をやってみたい!」という方に向けて、焚き火ができる場所と注意点について紹介しました。
- 焚き火ができる場所はキャンプ場・公園・河原・海辺・庭
- 安心して焚き火を楽しみたい人はキャンプ場がオススメ
- 東京・大阪近郊で焚き火が楽しめる店舗を紹介
- 自宅で焚き火を楽しめるランプ「PATIO FLAME」
キャンプ道具を揃えるのは大変だけど、焚き火だけならやってみたい!という方は、ぜひ本記事の情報を参考にしてください。
当サイト「たきっぽ!」ではキャンプ初心者の方に向けて、「焚き火の一歩目のチャレンジ」を応援しています。焚き火の詳しい手順やよくある質問については、以下のページで紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。
▶ キャンプ初心者向け『初めての焚き火のやり方』完全ガイド