- 焚き火はできるようになったけど、料理まではやっていない
- マシュマロやソーセージを炙るだけで終わってしまう
- 焚き火で鍋やスキレットを使ってみたいけど、何から揃えればいいのかな?
焚き火の火を囲んで過ごせるようになったら、次に気になるのが焚き火料理です。マシュマロやソーセージを炙るだけの楽しみ方は焚き火の楽しみ方の記事で紹介していますが、本記事ではもう一歩進んで、ホイル焼きやスキレットを使った料理に挑戦するための火加減の作り方と道具選びを紹介します。
かずやん焚き火料理は、炎ではなく熾火を使うのがポイントです!
- キャンプ歴5年以上、40代の2児の父。
- キャンプ好きの友人に誘われキャンプの虜に
- コロナでメンタルをやられ毎週焚き火を眺めて復帰
- もっと焚き火ファンを増やすべく焚き火ブログを執筆中


本記事では、焚き火料理に向いた火加減の作り方、道具の選び方、安全に楽しむための注意点を紹介します。
結論からお伝えすると、焚き火料理は炎ではなく熾火の状態で行うのが基本です。道具はアルミホイル1枚から始められ、慣れてきたらスキレットや鍋を使う調理に広げていくのがオススメです。
また記事の後半では、衛生面で気をつけたい点と、調理のあとの片付け方についても紹介しています。
- 「あぶるだけの焚き火料理から、もう少し手の込んだ料理に挑戦したい。」
- 「焚き火で鍋やスキレットを使いたいけど、何を揃えればいいか分からない。」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
焚き火料理は炎ではなく熾火を使う
焚き火の炎は、薪が燃えて立ち上がっている状態です。見ていて気持ちがいい反面、温度が安定せず焦げやすいため、調理にはあまり向きません。
薪が炭になり、赤く光りながら炎が上がらなくなった状態を熾火(おきび)と呼びます。熾火は温度の変化がゆるやかで、じっくりと食材に火を通せるため、焚き火料理に向いた状態です。
炎を眺めて過ごす時間を楽しんだあと、薪が落ち着いて熾火に変わってきたタイミングが、料理を始める合図になります。薪を足すのを一度止めて、熾火が十分にできるのを待ちましょう。
熾火の量がまだ少ないと感じたら、焦らずもう少し薪を燃やし切る時間を作りましょう。熾火ができたら、火ばさみで熾火を少し寄せて範囲を整えると、食材を置く場所を確保しやすくなります。



炎が落ち着いて熾火になったら、料理を始めるタイミングです!
まずはホイル焼きで食材に火を通す
アルミホイルがあれば焼き芋やホイル焼きができる
いちばん手軽に挑戦できるのが、アルミホイルを使ったホイル焼きです。焼き芋や焼きりんごのような、下ごしらえが少ない食材から試すと失敗しにくくなります。
焼き芋のような食材は、濡らしたキッチンペーパーで先に包んでから、アルミホイルで覆う方法があります。ホイルだけで包むよりも、熾火に触れる面が焦げにくくなります。
ただしペーパーが乾いたままだったり、ホイルの巻き方にすき間があったりすると、その部分だけ焦げて炭化してしまうことがあります。すき間ができないよう、ホイルはしっかり重ねて包みましょう。
包んだ食材は熾火のそばに置き、様子を見ながら時々向きを変えると、全体に火を通しやすくなります。中まで火が通ったかどうかは、串や箸を刺して確かめましょう。



包むときのすき間が焦げの原因になるので、しっかり密閉しましょう!
焼き網やゴトクがあると食材を直接焼ける
ホイルに包まず、食材を直接焼きたいときは、焚き火台に対応した焼き網やゴトクを使います。網と熾火の距離が近すぎると焦げやすく、離れすぎると火が通りにくいため、様子を見ながら高さや位置を調整しましょう。
焼き網やゴトクが使えるかどうかは、焚き火台ごとに違います。すでに使っている焚き火台がある場合は、対応アクセサリーの有無を確認しておくと安心です。焚き火台そのものの選び方は最初の1台を決める基準の記事で紹介しています。
本格的な調理をしたいならスキレットや鍋を使う
スキレットで焼く・炒める料理に広げる
スキレットの基本的な使い方や、小さめサイズが扱いやすいことは焚き火の楽しみ方の記事で紹介しています。ここでは、ホイル焼きの次の段階として、油を使う調理で気をつけたい点を紹介します。
油を使った炒め物は、はねた油が熾火に落ちると火が上がることがあります。スキレットを置く位置は炎や強い熾火から少し離し、油を入れすぎないようにしましょう。大量の油を使う揚げ物は、焚き火では避けたほうが安心です。
鉄製のスキレットは熱を長く保つため、持ち上げるときは軍手や革手袋を使いましょう。熱いままの状態を素手で触ると、火傷の原因になります。火傷への対処は焚き火で発生しやすい怪我と火傷の防止方法の記事で紹介しています。
鍋を使った煮込みには焚き火台ごと選ぶ方法もある
鍋を熾火の上に安定して置きたい場合は、ダッチオーブンのような重い鍋を載せる使い方を想定した焚き火台を選ぶという方法もあります。下で紹介しているのは、商品名に「バーベキューコンロ・焚火台・ダッチオーブン 1台3役」とあるタイプです。
載せられる鍋の大きさや重さは製品ごとに違います。持っている鍋や買う予定の鍋のサイズと合うか、購入前に確認しておきましょう。



鍋を使うなら、まず安定して置ける土台を用意しましょう!
焚き火料理で気をつけたい衛生と安全
焚き火料理は、調理する場所や道具が屋外にあるぶん、キッチンでの調理より衛生面に気をつけたい点があります。
- 食材を扱う前後は、手を洗うか除菌シートで手を清潔にしておく
- 生肉や魚を切った道具は、他の食材に使う前に洗っておく
- 生の食材用と、焼けた食材用で、箸やトングを分けておく
- 焦げ目だけで判断せず、中まで火が通ったかを必ず確認してから食べる
- 食材は使う直前まで保冷剤やクーラーボックスで管理する
油や熱い鍋・スキレットを扱う場面が増えるため、調理中は手元の近くに燃えやすいものを置かないようにしましょう。子どもと一緒に調理するときは、刃物や熱い道具から目を離さないようにしてください。
キャンプ場によっては、直火や焚き火料理そのものの可否、使っていい道具にルールがある場合があります。出発前に焚き火のルールとマナーの記事や焚き火ができる場所の記事を確認しておきましょう。



生焼けを防ぐため、焦げ目だけで判断しないようにしましょう!
使った道具の片付けと後始末
スキレットや鍋など鉄製の道具は、冷めてしまうと汚れが落ちにくくなります。使い終えたら、火傷に気をつけながら、熱が残っているうちに汚れを落としておきましょう。
また、焚き火にかけた鍋やスキレットは、煤(すす)で外側が黒くなります。片付けの手間が増えるので、家の台所で使う道具とは分けておくと扱いやすくなります。
油や食材の汚れをそのまま洗い流すと、排水環境に負担をかけてしまうことがあります。拭き取れる汚れは先にペーパーで取り、残りを水で洗うようにしましょう。川や湖など自然の水辺に油を流すのは避け、炊事棟など決められた場所で洗いましょう。
燃え残った薪や炭、灰の処理方法は焚き火の後始末の記事で紹介しています。調理に使った熾火も、同じ手順で安全に処理しましょう。
火を使った調理が終わったら、焚き火そのものの消火も忘れずに行います。消火の手順は安全な消火方法の記事で紹介しています。



鉄製の道具は、使ったら早めに汚れを落としておきましょう!
自分のペースで焚き火料理を楽しもう
本記事では、焚き火の熱を使った料理を、炎ではなく熾火を使う火加減の作り方から、ホイル焼き・スキレット・鍋を使った調理まで紹介しました。
- 料理に向いているのは炎ではなく熾火
- 慣れないうちはアルミホイルを使ったホイル焼きから
- 油や鍋を使うなら、はねや火傷への対策と煤の片付けも忘れずに
焚き火台そのものの選び方は焚き火台の選び方の記事、焚き火の基本的な手順は初めての焚き火のやり方 完全ガイドでも紹介しています。あぶるだけの楽しみ方から一歩進んで、自分のペースで焚き火料理を楽しんでみましょう。


当サイト「たきっぽ!」ではキャンプ初心者の方に向けて、「焚き火の一歩目のチャレンジ」を応援しています。焚き火の詳しい手順やよくある質問については、以下のページで紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。
▶ キャンプ初心者向け『初めての焚き火のやり方』完全ガイド


