【刃物が苦手でもOK】キャンプでの薪の割り方3つ!クサビ・手斧と鉈・バトニングの選び方

  • 薪が太すぎて、焚き火台にうまく収まらない
  • 斧や鉈を使うのは何だか怖くて、手を出しにくい
  • 薪割りって、わざわざやる必要あるのかな?

キャンプ場や通販で手に入れた薪が、焚き火台には大きすぎることがあります。火持ちを調整したいときや、焚き付け用の細い薪を作りたいときにも、薪割りという作業が役に立ちます。

かずやん

薪は割らなくても焚き火はできますが、割ると火力の調整がしやすくなります!

この記事を書いた人
  • キャンプ歴5年以上、40代の2児の父。
  • キャンプ好きの友人に誘われキャンプの虜に
  • コロナでメンタルをやられ毎週焚き火を眺めて復帰
  • もっと焚き火ファンを増やすべく焚き火ブログを執筆中
筆者
かずやん

本記事では、刃物を使わない薪割りクサビ、手斧や鉈、ナイフ1本でできるバトニングまで、薪割りの方法とそれぞれの選び方を紹介します。

結論からお伝えすると、刃物の扱いに慣れていない方は薪割りクサビから試すのがオススメです。手斧や鉈、バトニングも、道具の扱い方と安全対策を押さえれば初心者でも挑戦できます。

また記事の後半では、薪割りを安全に行うための注意点と、作業を安定させる薪割り台についても紹介しています。

  • 「刃物を使わずに安全に薪割りがしたい。」
  • 「子どもと一緒に薪割りに挑戦してみたい。」

そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。

目次

薪が太いまま燃えにくいなら割って使う

キャンプ場で販売されている薪の多くは、すでに使いやすいサイズに割られています。市販の薪と着火剤を使うなら、薪割りをしなくても焚き火は十分に楽しめます。

ただし、次のような場面では自分で薪を割ったほうが扱いやすくなります。

  • キャンプ場で売っている薪が丸太に近い太さで、焚き火台に入りきらないとき
  • 現地調達や無人販売で手に入れた薪が未加工に近く、サイズがバラバラなとき
  • 火が小さいうちに使う、焚き付け用の細い薪を増やしたいとき
  • 広葉樹のような火持ちの良い硬い薪を、扱いやすいサイズに揃えたいとき

薪を割ると、火力の調整がしやすくなるだけでなく、焚き火台の大きさに合わせてサイズをそろえられるようになります。太い薪をそのまま使うより、燃え広がるまでの時間も安定しやすくなります。

太い薪は表面積が小さいぶん空気に触れにくく、火が移るまでに時間がかかります。割って断面を増やしてあげることで、同じ薪でも炎が立ち上がるまでの時間を短縮できます。焚き付けから本格的な火力に移るときの「中継ぎ」の薪が足りないと感じたときも、割って細くした薪が役に立ちます。

また、太さがバラバラな薪は車や収納ケースに積みにくいという面もあります。ある程度サイズをそろえて割っておくと、持ち運びや積載の効率も上がります。

かずやん

太い薪は割るだけで火の育てやすさが変わります!

刃物を使わず割るなら薪割りクサビ

薪割りクサビは、先端が刃になっていない金属製のクサビを薪に当て、ペグハンマーで叩いて割るキャンプ道具です。斧やナタと違って刃物を扱わないため、キャンプ初心者や子どもと一緒に薪割りを試したい方に向いています。

使い方はシンプルで、薪の中心または節を避けた位置にクサビの先端を当て、ペグハンマーで真上から垂直に叩くだけです。クサビの幅が薪に食い込み、繊維に沿って割れていきます。

刃物ではないとはいえ、先端は薪に食い込むように尖っています。手が滑らないよう革手袋を着用し、クサビを押さえる手を薪から離して作業しましょう。

先端が摩耗してきても、刃物のように研ぎ直す必要はありません。市販の紙やすりや棒やすりで表面を整えるだけでよく、研ぎ方に失敗して刃こぼれを起こす心配がないのも扱いやすいポイントです。テント泊で使うペグハンマーと一緒に収納できるサイズのものが多く、荷物を増やしたくない方にも向いています。

一方で、クサビは鉄製のものが多く、濡れたまま放置すると錆びてしまうことがあります。使ったあとは水分を拭き取り、乾いた状態で保管しておきましょう。

具体的な使用感や外観、コンパクトさについては、薪割りクサビを実際に使ったレビュー記事でくわしく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

かずやん

刃物を使わない分、子どもと一緒でも取り組みやすい方法です!

手斧や鉈なら太い薪も早く割れる

手斧や鉈は刃がある分、薪に力が伝わりやすく、太い薪や硬い広葉樹も比較的早く割ることができます。ただし刃物なので、扱いには慣れと注意が必要です。

振り下ろす動作には周囲への配慮も欠かせません。足元に薪割り台を置き、薪を安定させてから、刃の向きが自分や周りの人に向かないよう意識して扱いましょう。

手斧は刃の重さを使って振り下ろす道具なので、太めの薪を割る作業に向いています。鉈は刃が長く、薪を細く割って焚き付けを作ったり、小枝を払ったりする作業に向いています。どちらを選ぶかは、普段扱う薪の太さと、荷物として持ち運べる大きさを基準に考えるとよいでしょう。

新品を購入する前に、まずは手斧や鉈がどんなものか1回試してみたいという場合は、中古品という選択肢もあります。メルカリで鉈の中古を探すと、価格を抑えて試すことができます。

中古の刃物は、刃こぼれや鋼の状態、柄のぐらつきが写真だけでは分かりにくいものです。購入前に商品説明の状態の記載をよく確認し、まずは1回試してみたい方向けの選び方として考えておきましょう。

使い終えたあとは、刃に付いた樹液や水分を拭き取ってから収納しましょう。鞘やケースに入れたまま濡れた状態で放置すると、サビの原因になります。子どもと一緒にキャンプをしている場合は、使わないときの保管場所にも気を配っておくと安心です。

かずやん

刃物を扱うときは、革手袋と周囲の安全確認を忘れずに!

ナイフ1本でもバトニングで薪が割れる

バトニングは、薪にナイフの刃を当てて、別の木の棒(バトン)で柄の背を叩き、少しずつ刃を食い込ませて割る方法です。斧や鉈を新しく買わなくても、キャンプで使っているナイフ1本で試せることが特徴です。

向いているのは、焚き付け用の細い薪や、中くらいの太さの薪です。太すぎる丸太のような薪は、バトニングだけで割りきるのに時間がかかるため、手斧や薪割りクサビのほうが向いています。

すべてのナイフがバトニングに向いているわけではありません。刃と柄が一体になったフルタング構造のナイフは、叩く力が伝わりやすく破損しにくいといわれています。折りたたみ式のナイフでのバトニングは、刃と柄の接合部に負担がかかるため避けておきましょう。

作業の手順は、まず薪を薪割り台の上に立て、刃先を割りたい位置に軽く当てます。そのあとバトンで柄の背を数回に分けて叩き、刃を少しずつ沈めていきます。一度に割ろうとせず、刃が薪の中ほどまで入ったら、てこの要領で軽くひねると割れやすくなります。

刃の上を叩くバトンにも、ある程度の太さと硬さのある木を選びましょう。細すぎる枝では力が伝わりにくく、何度も叩き直すことになってしまいます。

かずやん

ナイフの種類によって向き不向きがあるので、確認してから挑戦しましょう!

薪割りを安全に進めるための注意点

薪割りクサビ・手斧や鉈・バトニングのどの方法でも、共通して押さえておきたい注意点があります。

  • 革手袋やキャンプグローブを着用し、素手で作業しない
  • 足元が不安定な場所や、人が近くにいる場所では作業しない
  • 薪を押さえる手は、刃やクサビが当たる位置から離しておく
  • 子どもに挑戦させるときは、刃物を使わない薪割りクサビから始め、目を離さない

力まかせに振り下ろすと、狙った位置から外れて足元に当たってしまうこともあります。最初は軽い力で様子を見ながら、少しずつ力を加えていくと安全です。

薪割り台があると地面を傷めず安定する

薪を地面に直接置いて割ろうとすると、衝撃が地面に逃げてしまい、うまく割れないことがあります。薪割り台を1枚用意しておくと、どんな地面の上でも安定して作業できます。

専用の薪割り台がなくても、太い薪を1本横に寝かせて代わりに使う方法もあります。割った破片が地面に散らばりにくくなり、芝生や土を傷める心配も減らせます。

かずやん

台を使うと衝撃が逃げにくくなり、割る作業がぐっと楽になります!

自分に合う薪割りで焚き火をもっと楽しもう

本記事では、太い薪や未加工の薪を扱いやすくする薪割りの方法を、刃物を使わないクサビから手斧・鉈、ナイフ1本でできるバトニングまで紹介しました。

  • 刃物に慣れていないなら薪割りクサビから試す
  • 太い薪を早く割りたいなら手斧や鉈を使う
  • 道具を増やしたくないならナイフ1本でバトニング

どの方法も、革手袋の着用と周囲の安全確認が基本です。自分の技量と持っている道具に合わせて、無理のない方法から薪割りを試してみましょう。割った薪の組み方は薪の組み方の記事で、燃やしたあとの灰や炭の後始末は後始末の記事で紹介しています。


当サイト「たきっぽ!」ではキャンプ初心者の方に向けて、「焚き火の一歩目のチャレンジ」を応援しています。焚き火の詳しい手順やよくある質問については、以下のページで紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。

▶ キャンプ初心者向け『初めての焚き火のやり方』完全ガイド

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