【放置じゃダメ?】ソロキャンプの焚き火と「トイレ行きたい!」|離れるときの安全対策7選

焚き火トイレアイキャッチ
  • 「一人で焚き火しててトイレに行きたくなったら、毎回消火するの?」
  • 「焚き火から目を離さなきゃいけないときは、どんな対策をすると良いんだろう?」

ソロキャンプの焚き火中にトイレへ行きたくなると、「この焚き火、そのままでいいの?」と悩んだりソワソワしたりしませんか。

私は毎回、「火を消すか消さないか」「火が付いたまま離れて火事になったらどうしよう」とアレコレ考えてしまいます。

かずやん
かずやん

実は初心者の頃、焚き火から目を離すのが怖くて、トイレをめちゃくちゃ我慢したことがありました……。

みんなが悩むけど、相談するのはちょっと恥ずかしい。そんな焚き火中のトイレ問題。

この記事では、実際に取っている方法を中心に、7つの安全対策を紹介します。

記事の後半では、消火するかしないか、わたし自身の考えについても触れました。参考にしていただけたら幸いです。

  • 一人で焚き火しているときはトイレを我慢しがち
  • トイレに行きにくいからソロキャンプでは焚き火を諦めている

このような方は、ぜひご覧ください。

それでは早速、本編をどうぞ!

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目次

ソロ焚き火中のトイレ離席、安全対策7選

山火事

一人で焚き火をしていると、「火から目を離したら危ないかもしれない」と、感じませんか?

たとえトイレなどの緊急性がある用事でも、焚き火をそのままにして行ってもいいの?と迷う方が多いはず。

焚き火を消火せずに離れるときは、できるだけリスクを減らしてから行くことが大切です。

この項目では、焚き火から離れるときの安全対策を7つ紹介します。

あなたもぜひ、次のキャンプから取り入れて、対策していきましょう。ひとつずつご紹介しますね。

基本:火の粉と炎を落ち着かせる

火が落ち着いている

焚き火を放置して離れるときに怖いのは、火の粉や炎が風で煽られてしまうこと。

ソロキャンプ時は焚き火から離れる前に、火の粉と炎を落ち着かせると安心です。

  • 熾火になるまで待つ
  • 薪を調整して火力を落とす

火の粉と炎が落ち着くだけで「ちょっとトイレに行くだけ」の安心感が段違いですよ。それぞれ個別に紹介します!

熾火になるまで待つ

トイレなどで席を立つときは、薪が炭化して熾火の状態になってからがオススメ。

熾火とは、薪が全て炭化して、炎を上げずに赤々と燃え続けている状態のこと。

熾火なら火の粉や炎が出にくいため、サイトからちょっと離れる程度であれば安心ですね。

焚き火は薪をくべると火力が上がり、薪が炭化することで熾火になります。

しかし、薪をくべたばかりでゴウゴウと燃えているときは、すぐに熾火にはなりません。

このような場合は、薪の量や組み方を変えて、火力を調整するといいでしょう。

薪を調整して火力を落とす

焚き火は薪の量と組み方によって、炎の高さや火力が変わります。

低火力なら火の粉が飛びにくく飛距離も短い上、炎も大人しくて安全です。

焚き火の火力を調整する方法は以下3つ

  • 薪の本数を減らす
  • 薪同士を離す
  • 高く組んだ薪を崩す

火力調整の方法については、「薪のくべ方3つのチェック」で紹介しています。

あなたも次の焚き火で試してみてくださいね!

焚き火台の脚を薪で押さえる

足を薪で押さえる

突風で動いてしまいそうな軽い焚き火台は、薪で脚を押さえておくと、多少の風に強くなります。

急に風が吹いても、焚き火から離れた場所にいたら何も対処できませんよね。

「風が吹いたら怖いな」と思ったときは、焚き火台に一工夫しておくと、安心してトイレにいけますよ。

薪で脚を固定するときは、焚き火から出る熱に注意!長時間熱に当て続けると、薪に火がつく可能性があります。

薪で焚き火台を押さえるときは、燃えにくい広葉樹を使ったり、短時間でサッと帰ってきたりするといいでしょう。

ペグを打って固定するのもアリかもしれません。

あなたの焚き火台には、どのような風対策ができるでしょうか?ぜひ想像してみてください!

ビニール袋、紙類をしまう

サイトから離れるときに注意したいのは、空のビニール袋新聞紙などの紙類。

ちょっとした風でも簡単に舞い上がって、焚き火に当たればすぐに燃えます。

そのまま連鎖的に燃え広がって、火事になる可能性も……。

トイレに行く前は、ゴミをまとめて重りを乗せたり、ゴミ箱を用意したりといった対策を立ててから行きましょう!

周囲の落ち葉を片付ける

枯れ葉の掃除

秋のソロキャンプで焚き火をしているときは、枯れ葉を掃除してから席を立ちましょう。

秋は空気が乾燥しがちなので、枯れ葉に火の粉が飛ぶと一気に燃え広がるかもしれません。

焚き火を始める前に一度掃除するかと思いますが、時期によっては掃除してもすぐ落ち葉だらけになってしまいます。

焚き火から離れるときは念の為、もう一度掃除しておくと安心ですね!

キャンプ椅子に重りを乗せるかペグを打つ

椅子の上にジャグ

ちょっと席を立つときに大切なのが、キャンプ椅子の飛ばされ対策。

キャンプ椅子は持ち運び重視で軽い商品が多く、布面積も広いため、風でフワッと吹っ飛んでいきます。

特に↓のようなHelinoxタイプの椅子は要注意!風に乗って思わぬところまで飛んでいってしまうことも……。

不在時に椅子が風で飛ばされて、焚き火と一緒に燃えていたとな怖いですよね。

トイレなどで席を立つときは、以下3つの対策がオススメです!

  1. 焚き火からしっかり距離を離しておく
  2. 椅子の座面に重りを乗せておく
  3. 椅子とペグをロープで結んで地面と固定する

わたしは主に、1番と3番を使って対策しています。焚き火から距離を取っておけば、火の粉で穴があくことも減らせますので。

椅子に重りを乗せておく場合は

  • 太めの薪
  • クーラーボックス
  • ウォータージャグ

などを活用するのがオススメですよ!

隣の人に様子見を頼む

いくら対策を取っても不安が残ってしまう人は、隣のサイトにいる人へ焚き火の様子見を頼むのも、選択肢のひとつです。

「ちょっとトイレに行きたくて……○分くらい、焚き火の様子を見ててくれませんか?」とお願いすると、快く引き受けてくださる方もいます。

もちろん、挨拶やお礼などのコミュニケーションは必須!サイト入りしたときから挨拶していると、頼みやすいかもしれませんね。

ただし、隣の方も自分のキャンプがしたくて来ている利用者の一人。押し付けたり長時間の拘束をしたり、嫌がるようなお願いは絶対にNGですよ!

持ちつ持たれつ、周りの人とも程よい距離感で楽しめるといいですね。

火消し壺に入れて一旦消火

アッシュキャリーに炭を入れている

火のついた焚き火をそのままにして離れるのが怖い人は、毎回火消し壺で消火するのもアリです。

火消し壺とは密封できる金属製の容器のこと。
炭を入れて蓋を閉めると、安全に火を消すことができます。

火消し壺の中に入れておけば安全なので、安心して焚き火から離れられますね。

火が落ち着いている状態であれば、上記の写真みたいに火消し袋を使うのもOK!

▼火消し袋「アッシュキャリー」のレビュー記事はこちら

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火消し壺、消しカス袋で消火した炭は「消し炭」といいます。
火付きがよく、ライターを使えばすぐに焚き火が再開できますよ。

ちなみに水を使って消火をすると、薪が水を吸って使えなくなるので焚き火を再開させるのが大変。戻ってきたあとに再度焚き火を楽しみたいなら、消火道具を使用しましょう。

 

とはいえ実際のところ、トイレへ行くたびに消火するのは、面倒くさいと感じる人が多いはず。

次の項目では、焚き火から目を離したときに、どんな危険があるかについてお伝えします。

あくまで可能性のひとつですが、「こんなトラブルもあるかもしれない」と知っておいてくださいね!

ソロ焚き火のトイレ離席は何が危険なの?

焚き火を放置してトイレに行くとどんな危険があるでしょうか。

焚き火をそのままにして離れた場合、急に強い風が吹くと以下のようなトラブルへと繋がります。

ひとつずつ見ていきましょう!

急に風が吹いても対策が取れない

風と犬

まず、「強風時は焚き火をしない」が基本です。風の強さによって、焚き火をするかしないかを判断します。

危ないので、そもそも強風時は焚き火を諦めましょう!

しかし実際のところ、強風を予測することは難しく、急に風が強くなることもありますよね。

焚き火をしているときに風が強くなったら、すぐに火を消したり、身構えたりといった対応ができます。

  • 火の粉が遠くまで飛ぶ前に火消しする
  • 周囲のものが飛ばされる前に片付ける
  • 風で焚き火台が倒れる前に撤収する

他のものに引火する前に対策すれば、火災に繋がることは無くなるでしょう。目の前で万が一のことが起きても、すぐに緊急消火できますよね。

でも、ちょっと焚き火から離れているスキに強い風が吹いたら……。

もし風で火の粉が運ばれて、隣のテントに穴をあけてしまったら、修理費用を弁償しなければいけません。

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できれば、そんな事態は避けたいですよね。

引火しても初期消火できない

万が一何かに引火した場合は、初期消火が大切となります。すぐに対応すれば被害が抑えられますよね。

初期消火を行うときの流れは、「火事を知らせる」「消火活動を行う」「現場から離れる」といった順番になります。ポイントは、いかに早く火事を知らせるかという点です。

引用:ALSOK

他のものに引火したらすぐ消火したり、火災を周りに伝えて寝ている人を起こしたり、その場の判断で被害が大きく変わります。

もしも現場にいなくて、引火したことに気付けなかった場合はどうなるでしょうか……恐ろしいですね。

焚き火をするときは、緊急消火用に水入りバケツや消火スプレーなどを常備しましょう!

焚き火から離れるときは、たとえ席を立つのが短時間だとしても、しっかり安全対策を取ることが非常に大切。

次の項目では、筆者が実際に行っている対策方法をご紹介します。あなたも使える方法があれば、ぜひ参考にしてくださいね!

焚き火から離れるときに消火する基準

ここからはわたしの考えが中心となりますが、焚き火から離れるときの消火する、しないの決め方をお伝えします。

かずやん
かずやん

参考にしつつ、ご自身で基準を決めてみてくださいね。

第一に「風が強すぎる」と感じるときは、スパッと焚き火を諦めます。風は自分の力ではどうしようもないため、危険は避けたいです。

もし焚き火の途中で火から離れる場合は、場所時間に応じて消火するかを判断します。

  • キャンプ場の敷地内で、短時間のうちに戻れる場合は火をつけたまま
  • キャンプ場の外への買い出し、お風呂、散策といった長時間の離席は消火

例えば、トイレや食器洗い、水の補充といったキャンプ場内にいて、5分前後で帰ってこられる場合は火をつけたまま。それ以上の時間がかかると思ったら、一旦消火してから席を立ちます。

もちろん、ちょっと離れるだけであっても「しっかりと対策を取ってから」ですね。

焚き火の消火方法は、「焚き火を安全に消火する3つの方法」で紹介しています。興味のある方は、ぜひお読みください。

火事対策は人それぞれ違います。あなたも「自分が不安に思うライン」を基準にして、ご自身で判断してみましょう!

まとめ|ソロ焚き火中は離席時こそ安全対策をしよう

この記事では一人で焚き火をしていて、トイレへ行きたくなったときの対処法と、トラブルの元となるポイントについてご紹介しました。

振り返り
  • 安全を確保する7つの対策方法
  • 不在時に危険な引火前、引火後の4事例
  • 筆者が焚き火から離れるときは、時間で消火を判断する

いくら焚き火をしているからといっても、トイレばかりは仕方がありませんよね。我慢するのにも限界があるはず。

何の対策もせずに不安いっぱいで離れるよりも、何重にも対策を取ってサッと行く方がかえって安心できるものです。

周りのソロキャンパーが焚き火とトイレの関係で困っていた場合、ぜひ本記事を広めてくださると嬉しいです。

それでは、また!

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