- 火起こしってなんだか難しそう、すぐ消えたりするんでしょ?
- 焚き火するの初めてなんだけど、失敗しない方法ってある?
- 火起こしに手こずって、シラけた空気になったらつらい……。
焚き火といえば火起こし!慣れた手つきで火をつける動画を観て、「私もやってみたい!」と思う方も多いハズ。
もちろん、私もその一人です!本や動画を参考に試してみましたが、最初の頃は上手くできなくて……。
ファイヤースターターを使って1時間がんばった結果、「もう無理!全然火がつかない!」なんてこともよくありました。
この記事では、初めての焚き火でも失敗しない、簡単な火起こし方法についてご紹介します!
結論からお話すると、最初の1回は「着火剤」を使って確実に火をおこし、まずは焚き火を楽しみましょう。
慣れてきたなと思った段階で難易度を上げていくと、成長を実感できますよ!これから焚き火に挑戦する方や、スキルアップをしたい方、必見です。
それでは、早速本編をどうぞ!
難易度別、火起こし方法3選
これから焚き火をやってみたい!という方にオススメの火起こしは、以下の3つ。
- Lv1:市販の着火剤+ライター
- Lv2:焚き付け+ライター
- Lv3:焚き付け+ファイヤースターター
Lvが上がるごとに、少しずつ難易度が高くなります。最初は簡単な方法からチャレンジしてみましょう。
「上手くいったら次の方法」と段階を踏むことで、火起こしスキルの上達が実感できますよ。
それでは、ひとつずつ詳しく解説していきます!
Lv1:市販の着火剤+ライター

着火剤とは?
着火剤とは、火をつけると長時間燃え続けてくれる、火起こしサポートアイテムのこと。
チューブタイプ、ブロックタイプ、個包装タイプなど種類が様々です。
燃料を混ぜて作っているので、一度火を付けると15分くらい燃焼する優れもの。多少の風を受けても火が消えず、安定して燃え続けてくれますよ。
着火剤ひとつで、燃えやすい針葉樹であれば簡単に着火するのでオススメです!
あなたも使い勝手の良さそうなものを選んで、使ってみましょう。

私はブロックタイプの「文化たきつけ」をよく使います。
方法
着火剤を焚き火台の上に置いて、細めの薪から順番に組んでいきます。
薪の組み方はいくつかありますが、初めての焚き火であれば「差し掛け型」がオススメ。

太い薪に立てかけるだけの簡単な組み方で、初めてでも簡単に作ることができますよ。
このとき、空気の通り道ができるように意識!火に酸素を送り届けることで、火がしっかりと燃え続けてくれます!
ポイント
万能な着火剤と言えど、さすがに大きい薪へ直接火を付けるのは大変。「着火剤→細めの針葉樹→太い針葉樹」と、少しずつ太さを変え、火を安定させましょう。
火がつきにくい広葉樹は、火が大きくなってからの投入がベストです!
Lv2:焚き付け+ライター

焚き付けとは?
焚き付けとは、薪に火を移すために使う、燃えやすい材質の素材のこと。
- 枯れ枝
- 松ぼっくり
- 杉の葉
- 細割りの薪
- ティッシュ
- 新聞紙
- 割り箸
乾燥していて着火しやすいのが特徴。火が回りやすく一瞬で燃え尽きてしまうものや、ジワジワと燃え続けてくれるものがあります。
どちらかに偏ると着火しなかったり、すぐに消えたりするので、バランスよく使いましょう!
細い薪をナイフで削って作る「フェザースティック」も焚き付けのひとつ。手軽にアウトドア感が得られ、見た目もかわいいので、とても人気です!

方法
基本的にはLv1と同じく、焚き付けの上に薪を組んでいきます。
このとき、ライターを差し込む入り口確保を忘れずに!せっかく組んだ薪が崩れることも……。
焚き付けを組むときは、種類の違うもの同士で組みましょう。
- ティッシュ+割り箸
- 杉の葉+枯れ枝
- 新聞紙+フェザースティック
複数種類をかけ合わせることで、「火が付きやすい」と「継続して燃える」が両立しますよ。

薪を温め続けることで、火がつきます!
ポイント
自然に落ちている焚き付けは、水分が少ないものを使いましょう!水分を多く含んでいると、大量の煙が出たり、火起こし失敗の原因になったりします。
また、着火時に風上側で作業すると、風をさえぎれるのでオススメです!
Lv3:焚き付け+ファイヤースターター

ファイヤースターターとは?

ファイヤースターターとは、火花を飛ばせる着火道具のこと。「ロッド」という金属の棒と「ストライカー」という金属の板で1セットです。
ロッドの金属をストライカーで削ることで、火花を出すことができます。
- 着火している姿がかっこいい
- 火を作っている感じが楽しい
- 手軽にアウトドア感が得られる
といった理由で、焚き火好きに大人気アイテムのひとつです!
方法
まずは、Lv2と同様に、焚き付けと薪を組みます。
このとき、火が付きやすそうな素材を手前に用意し、着火しやすいようにしましょう。焚き付けが奥に隠れていると、火を付けにくく大変!
ファイヤースターターでの着火方法は、次の手順です。
- ロッドの金属を少し削り、焚き付けの上に落とす。
- ロッドを焚き付けに当て、ストライカーで削るように擦り着火!
- 火が付いたらしばらく様子見し、他の焚き付けにも火が回るか確認。
焚き付けが上手く燃えたら、薪にも自然と火が回っていきます。
薪の温度が上がり、シューというガスが出る音が聞こえたら成功したようなもの。火の大きさや勢いを確かめながら、少しずつ薪を追加していきましょう!
一方で、「薪に火が移らない」「火が消えちゃった……。」といった失敗も多く、着火剤に比べて難易度が上がります。
- 上手く火花が飛ばせない
- 焚き付けに火が移らない
- すぐ火が消えてしまう
成功と失敗を繰り返して、少しずつレベルアップできると良いですね!
ポイント
ライターと比べると、難易度が格段に上がります!慣れないと全然火がつかなくて、逆に焚き火を楽しめないことも。
着火剤とライターを常備して、うまくいかなかったら切り替えるなど柔軟な対応をしてくださいね。
何度もチャレンジして、成功体験が得られるとハマりますよ!

難しかったらLv1、Lv2に戻ってみよう!
初めての焚き火は市販の着火剤を使えば安心

市販の着火剤は、ライターで簡単に火が付き、初めての方でもお手軽!まずは焚き火の楽しさに触れて、ハマったら少しずつ難易度を上げていくと良いですよ。
着火剤は、難しい着火方法に挑戦するときも、予備で持っておくと切り替えられて安心です!
薪は先に組んでおくと安心

火起こしをする前に、焚き火台の上で薪を山のように組んでおくことをオススメします。
事前準備なしに火をつけると、慌ててしまう、上手く火を育てられない、といった失敗してしまうことも。
先に薪を組んでおけば、あとは火をつけるだけ。空気の流れを利用して、成功率UPにも繋がります。
詳しくはこちらの記事でご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
【3要素、足りてる?】薪の組み方5選!焚き火成功率UPのポイントも解説
まとめ|火起こしは簡単な方法からチャレンジ!
今回は、初めての方でもチャレンジしやすい火起こし方法についてご紹介しました。
- 着火剤or焚き付け
- ライターorファイヤースターター
- 少しずつ難易度を上げて、レベルアップ!
難しいことに挑戦するのも楽しいですが、まずは簡単な方法で火を付けて、サクッと焚き火を楽しみましょう!
「もっと違うことを試したい」と思ったときが、レベルアップのタイミング。皆さんもぜひ、楽しい焚き火ライフを過ごしてくださいね!
それでは、また!

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