焚き火に必要な薪。あなたはどうやって入手していますか?
- いつもキャンプ場で買ってるけど、売り切れていることもあって残念。
- ホームセンターに前もって買いに行くけど、持って帰るの重たい。
- お得で手軽に薪をたくさん買えたらいいのにな。
薪が手に入らないと、せっかく焚き火を楽しもうにも燃やすものがなくてできませんよね。
本記事では、よくある薪の購入先・入手方法を9つ紹介しています。
- 事前に買う派の購入先6種
- 当日に買う派の購入先4種
- おまけ①:NGな薪の調達方法
- おまけ②:薪が残っちゃったときの処分方法
本記事を読むことで、もしかしたら今までよりももっと効率の良い薪の購入先が見つかるかもしれませんね。
それでは早速、本編をどうぞ!
薪の種類は大きく分けて2種類
薪にする木はさまざまな樹種がありますが、大きく分けると以下の2種類に分類できます。
- 針葉樹
- 広葉樹
針葉樹と広葉樹はそれぞれ燃え方に特徴があり、ざっくり説明すると、以下の通り。
火がつきやすいけど燃え尽きるのも早い針葉樹と、なかなか火がつきにくいけど一度燃えたら長続きする広葉樹、みたいなイメージですね。
焚き火はどちらかの樹種だけでも楽しめますが、燃え方や時間に合わせてくべる薪の樹種を変えると思い通りに焚き火を操ることができますよ。
始めは針葉樹で一気に火力を上げて、燃え尽きる前に広葉樹もくべてじっくり燃やすイメージ。
もし初めての焚き火でどの薪を用意したらいいか分からない方は、ひとまず火が付きやすい針葉樹で試してみることをオススメします。
火がつきやすいので失敗しにくく、燃え尽きやすいので時間管理もかんたんですよ。
薪の種類と使い分け方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
薪は事前調達するか当日に買うかの2パターン
薪の買い方は、大きく分けると
- 事前に調達する
- 当日に買う
の2パターンに分かれます。それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
どこで薪を入手できるかについて、次項で個別に紹介します。
事前に調達する場合
事前に薪を調達する方法は大きく分けて、ネットで買う・自分で買いに行くの2パターンです。
- 自分で買いに行く
- ホームセンター
- アウトドアショップ
- ジモティー
- 行政の薪配布
- ネットで買う
- ネットショップ
- ふるさと納税
ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
ホームセンター
身近で薪が売っているお店といえば、ホームセンター。
店舗の品揃えにもよりますが、針葉樹と広葉樹が分けて売られているお店も多く、お目当ての薪が手に入りやすいです。
近くに何店舗かホームセンターがあるなら、最安値のお店を探してみるのもいいかもしれないですね!
アウトドアショップ
キャンプ専門店にも薪の販売をしている店舗があります。お値段は少々張ってしまう可能性もありますが……。
キャンプ道具を買い足すついでに、次のキャンプで使う薪も併せて買っておこう!みたいな感じで気軽に買えますね。
ジモティー
ジモティーで近所の薪屋が薪を出品していることも多いです。
ちなみにわたしもジモティー経由で知り合った薪屋さんから買ってます!
登録は無料なので、チラッと覗き見してみてはいかがでしょうか。
行政の薪配布
行政施設に植えている樹が剪定されたり、流木が流れてきて処分となったり、余った薪を無料で配布するイベントがときどき発生します。
こんな感じで無造作に放り出された薪を、好きなようにノコで切って持ち帰る感じ。
通常ならお金のかかる薪が無料なので、めちゃくちゃ魅力的!と思いました。
しかし、残念ながら生木(水分量が多い薪)のため、半年くらい乾燥させないと煙ですごいことになってしまいます。
1時間でこれだけの薪がもらえるので、薪を乾燥させるベランダなどのスペースがある方はぜひ行ってみてください!
流木&薪集め情報さんで、薪の配布についての情報を更新してくれてますよ。
ネットショップ
一口にネットショップといっても、様々なサイトがあります。
薪を買うのにネットショップを使うと、
- 移動の手間がない
- 重い薪を運ぶ手間もない
- しっかり管理された良質な薪が買える
などのメリットがあります。
具体的には、以下のサイトで買うのが良さそうです。
- Amazon
- 薪専門店
- メルカリ
Amazon
使いやすさといえばNo.1のAmazonは、薪も販売しています。
薪屋が作ってしっかり乾燥させた薪が郵送で送られてくる様子。
値段に送料が乗っかってしまいますが、手間賃と思えばそこまで大きい金額ではないかもしれませんね!
薪専門店
WEB注文ができる薪の専門店が全国にあります。
例えばいくつかのお店を紹介すると
ちょっとお値段は張りますが、しっかり乾燥されていて爆(は)ぜの少ない良い薪ですよ!
メルカリ
不用品販売といえばメルカリですが、実は商品として薪を売っている方が結構いらっしゃいます。
薪専門店の商品なので、キッチリ乾燥させてあって使いやすい薪のはず。
ダンボール配送なので、そのままキャンプに持っていけばいいのもお手軽ですね!
ふるさと納税
あなたはふるさと納税ってご存知でしょうか?
ふるさと納税とは実質負担2,000円の「寄附」という形でお好きな地域を応援できる仕組みです。
引用:ふるなび
ふるさと納税で寄附をすると税金の一部を控除してくれて、更にお礼で地域の特産品がもらえちゃう!って制度です。
特産品の中に、いくつか薪を出されている市区町村がありました。こういうタイミングで良質な薪を買ってみるのもいいかもしれませんね。
ここでは3つピックアップして紹介します。
- 【ふるさと納税】無有の薪(むうのまき)? ナラ ?
- 【ふるさと納税】天龍村産 薪(ナラ)約15kg 【雑貨・日用品・薪・ナラ】
- 【ふるさと納税】嘉薪 乾燥くぬぎ 約18kg くぬぎ クヌギ 薪 高級薪 薪ストーブ 暖炉 焚火 キャンプ アウトドア 乾燥薪 嘉麻市産 九州産 国産 送料無料
ふるさと納税は人それぞれ使える額が違いますので、しっかり調べた上でご検討ください!
当日に買う場合
当日に薪を買うなら、キャンプ場で買うか途中で寄り道するかの2パターン。
キャンプする地域によっては「薪の買えそうな場所が無い!」ってこともありえます。
- ホームセンター
- 道の駅
- 薪販売店
- キャンプ場の売店
前日までにスケジュールと検索をしっかり行い、当日の流れをイメージしておきましょう。
ホームセンター
薪の調達として主に挙がるのはホームセンター。そこそこの量の薪が、針葉樹と広葉樹で分けて売られています。
また、アウトドアコーナーや食品も取り扱っている店舗が多いので、買い忘れや補充も兼ねて行くとぴったり。
薪を買うついでにキャンプ飯の材料や、ちょっとした小物をまとめ買いするのもアリですね!
道の駅
道の駅は、地域の人が作った野菜を売ったり休憩用に食事スポットがあったり、現地の食べ物が買える良いお店です。
道の駅の中で、ときどき薪を売っている場所もあったり……。
山の近くにある道の駅なら、売ってる可能性は高いです。
道の駅の野菜は採れたてで美味しいものがたくさん!キャンプ飯のレパートリーに併せて買っていくと満足度UP!
薪販売店
キャンプ場の近くでは、キャンパーが使う薪販売店がある場合が多いです。
もし現地で薪を買う予定なら、このような薪販売店から薪を買うのも旅感があって良いかもしれませんね。
キャンプ用に小分けした薪を束単位で売っているところが多いので、必要な分を買いましょう。
キャンプ場の売店
キャンプ場の売店では、薪を売っているところが多いです。キャンプ場に着くまでに薪を仕入れていなかったら、キャンプ場で買いましょう。
また、薪を売っているキャンプ場は「灰捨て場」が置いてあるところも多いです。
焚き火終了後、灰を捨てるときに使わせてもらうといいですよ。
キャンプ場で買った薪なら、もし余ってしまっても引き取ってもらう相談がしやすいです!
やってはいけない薪の調達方法
基本的には、お金を払って薪を買う調達方法なら、問題になることはありません。
しかし近年、焚き火マナーの悪さから「やってはいけない薪の調達方法」をしている人がいると聞きます。
- 他所の家に積んでいる薪を勝手に持っていく
- キャンプ場の樹木を切って薪に使う
この2つは、マナー以前に法律違反です。絶対に止めましょう。
他所の家に積んでいる薪を勝手に持っていく
このように家の壁際に薪を並べているご家庭もありますが、これは自宅用薪ストーブの薪。
住人さんがお金を払って薪を買い、乾燥させている状態です。
勝手に持っていってしまうと罪になってしまうので、絶対にNGですよ。
キャンプ場の樹木を切って薪に使う
キャンプ場にはところどころに樹木が植えてあり、ハンモックの支点や目隠し、ロープの固定に使う方もいます。
しかし、この樹木をノコギリで切り落として薪にしているという話を聞いたことがありました。
樹木はキャンプ場の所有物なので、器物破損罪に当たる可能性があります。焚き火は正規ルートで薪を用意してやりましょう。
そもそも生木だから、切って燃やしたら煙がたくさん出て大変なことになりますけどね。
薪が残っちゃったときの処分方法
薪は束単位で買うものだから、焚き火していて余ってしまうことも多々あるかと思います。
もし焚き火で薪が燃やしきれなかったとき、残った薪の対処法についてお伝えします。
- 自宅へ持ち帰る
- 近くのキャンパーに譲る
- キャンプ場で処分してもらう
薪はせっかくお金を出して買ったもの。
もったいないので上記3つの対処法のうちどれかを使って、ゴミとして捨てないように心がけます。
薪が余ったからってキャンプ場内にポイ捨てされている方を見かけます。ゴミ放置は絶対にNGですよ。
自宅へ持ち帰る
たくさん残ってしまった薪は、荷物に積めるならできるだけ持ち帰りましょう。
薪は一束で800円前後と、実際は結構な金額がかかるんですよね。
特に車でキャンプに来た方は、ぜひ薪も一緒に持って帰って次の焚き火で使いましょう!
車が木の皮で汚れるのが嫌だなぁって人には、薪バッグやカゴなどを用意するのがオススメ。
持ちやすくなる上に地面が汚れにくくなって、めちゃくちゃ便利ですよ。
もし、徒歩やバイクなどの薪を持てないような方は
- 近くのキャンパーに譲る
- キャンプ場で処分してもらう
これらのうち、どちらかになります。次で説明します。
近くのキャンパーに譲る
周囲の利用者で焚き火をしている人や、これから焚き火に取り掛かろうとしている人を探しましょう。
声をかけて薪が余ったことをお話すると、快く薪を引き取ってくれたりしますよ。
ただ、相手も自分の世界を楽しみたいキャンパーの一人。様子を見つつ、話が長引かないようにサッと切り上げてくださいね。
キャンプ場で処分してもらう
売店で買った薪ならば、キャンプ場の売店へ処分をお願いするのもアリ。キャンプ場で処分をしてくれると思います。
もしも薪が余っても車ならまだ良いですが、徒歩やバイクなど荷物量に限りがある人は、薪を持ち帰るのが本当にキツイ……。
このような万が一のためにも、融通が効いて使いやすいキャンプ場を見つけ、焚き火に慣れるといいですよ。
慣れるまでは薪が買えるキャンプ場に行くのがオススメ
- 初めて焚き火をする
- 焚き火で失敗するのが怖い
という方は、売店で薪を売っているキャンプ場に狙っていくことをおすすめします。
キャンプ場で薪を売っているという事は
- 焚き火をしてもOKと公認している
- 後処理に便利な灰捨て場がある可能性が高い
- 本当に困ったら管理人さんにヘルプが出せる
と、初めてでも気持ち的に安心できる環境で焚き火できますよ。
初めての焚き火の何よりも大切なことは、ケガや火事などをせず無事に終わること。
本当に困ったときは周囲に助けてもらったり、持ちつ持たれつでキャンプを楽しめるといいですね。
まとめ|自分に合った薪の入手方法を見つけよう
本記事では、キャンプの焚き火で使う「薪の入手方法」についての紹介でした。
薪の準備は前日も当日も一長一短。お住まいに薪を置いておく場所、近くで買える場所があるかにも関わってきます。
最近ではインターネット経由で薪を買えるサイトも増えてきたので、選択肢はどんどん広がっていきますね。
あなたも自分に合った薪の買い方を見つけて、ぜひ焚き火を楽しんでください!
それでは、また!