- 焚き火台、2つに絞ったんだけどどっちも良さそう!
- コールマンか…ユニフレームか…悩むー…。
- 最初の焚き火台、失敗して微妙なものは買いたくない!
大きめの焚き火台を選んでいると、次の2アイテムがよく候補に上がります。
ファイアーディスク/コールマン
ファイアグリル/ユニフレーム
見た目は違えどサイズ感は一緒。価格も手頃で、どちらも有名メーカー。どっちの方が自分に合うのか、非常に悩んでしまいますよね。
特にはじめての焚き火台は、めちゃくちゃ悩むものです。
本記事ではそんなあなたのために、どちらも10回以上使った筆者が使い勝手の比較をしてみました。
本記事を読むことで、それぞれの焚き火台がどんなシーンに強く、どんな魅力があるかを知ることができますよ。
ぜひ本記事があなたの焚き火台選びの後押しになれば嬉しいです。
ファイアグリル・ファイアーディスク比較表
ファイアグリルとファイアーディスクは、大きめの焚き火台を買おうと考えたとき、よく候補に上がりやすい定番アイテム。
まずはサラッとそれぞれのスペックを確かめてみましょう。
ファイアグリル | ファイアーディスク | |
---|---|---|
展開 サイズ | 約43×43×33(網高)cm | 約Φ45×23(h)cm |
収納 サイズ | 約38×38×7cm | 約Φ46×8.5(h)cm |
材質 | 焼網:鉄/クロームメッキ 本体:ステンレス 脚:スチールパイプ | ステンレス |
重量 | 約2.7kg | 約1.6kg |
耐荷重 | 約20kg | 約30kg |
価格 | 7,500円 | 7,990円 |
参考 |
Amazon
|
Amazon
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ファイアグリル・ファイアーディスクの類似点
ファイアグリルとファイアーディスクの似ているポイントは以下の3つです。
- 大人数に対応できる
- 車移動向きの収納サイズ
- ガシガシ使える耐久性
それではひとつずつ見ていきましょう。
大人数に対応できる
ファイアグリルは正方形で1辺が38cm。対してファイアーディスクは円形で直径45cm。
どちらも市販の薪を好きなようにくべられて、大きな焚き火を作れるサイズ感。
4~5人で焚き火を囲うのにちょうどいい大きさです。
車移動の方ならソロキャンプでも大きな焚き火を贅沢に独り占めすることが可能。
何人かでキャンプする予定の方や、大きい焚き火を堪能したい方にはおすすめです。
車移動向きの収納サイズ
ファイアグリルもファイアーディスクも、収納のコンパクトさはそこまで得意ではありません。
火床は折りたたむことができないため、収納サイズは火床の形となります。
正直、徒歩やバイクなどの荷物に制限がある方にとっては厳しい大きさ。
収納サイズがそこまで気にならない「車キャンプ派」の方には、問題ありません。
ガシガシ使える耐久性
ファイアグリルの耐荷重は約20kg。ファイアーディスクの耐荷重は約30kg。
薪を大量に積んだり、食材がいっぱい入ったダッチオーブンを乗せたり、ガシガシ使ってもOK。
わたし自身、両アイテムを何度も使っていますが、今のところ歪みは全くありません。
せっかく焚き火台を選ぶのであれば、長く使いたいですよね。
ファイアグリルとファイアーディスク、どちらも長く使い続けられる良い焚き火台です!
使えば使うほど愛着も湧いてきますよ。
ファイアグリル・ファイアーディスクの相違点
スペックや想定人数が似ているファイアグリルとファイアーディスクですが、それぞれ異なるポイントもいくつかあります。
- 公式オプショングッズの種類
- BBQグリルとしての使いやすさ
- 円形と正方形の火床
公式オプショングッズの種類
公式が販売しているオプションアイテムの種類は、両者で大きく違いがあります。
ファイアーディスクは火の粉が飛んでしまうことを防ぐスパークシールドのみ、ファイアグリルは焚き火調理を便利にするさまざまなオプションアイテムを販売しています。
怖い火の粉から身を守れるスパークシールドのあるファイアーディスクは焚き火特化。
キャンプ飯のスタイルに合わせてオプションを買い足せるファイアグリルは調理向き。
それぞれオプションをつけると便利さがグッと良くなるので、予算に余裕がある方はぜひご検討ください。
BBQグリルとしての使いやすさ
BBQグリルとしての用途では、ファイアグリルのほうが便利。
網は正方形であれば100円ショップのものでもOK、網と火床の間にすき間があるので炭を足すのも簡単です。
ロストルがあるので空気循環がよく、炭がしっかり燃えてくれます。
一方ファイアーディスクは円形なので、ぴったり使える網は公式の付属品のみ。汚れたり壊れたりしたら網だけ追加購入が必要。
ボウル状の形をしているため、炭を入れると中心部に全ての炭が集まってしまいます。
炭をならして強火~弱火調節がしにくいので、ファイアーディスクで炭火をするときはダッチオーブン料理がメインのときに限ったほうが無難でしょう。
灰の溜まりやすさ
通常時は大きな差ではありませんが、焚き火を長時間楽しみ続けると、白い灰がどんどん溜まっていきます。
この灰がファイアグリルはロストル(丸い穴の空いた板)を通り抜けて落ちるのに対し、ファイアーディスクはどんどん火床に溜まってしまうのです。
灰が火床に溜まってしまうと薪に空気が送られにくくなり、火力が弱まってしまう原因となるでしょう。
スコップなどで定期的に取り除ければOKですが、一手間あることを頭に入れておいた方がいいかもしれませんね。
ファイアグリルをすすめたい人
ファイアグリルは次のような方におすすめの焚き火台です。
- 焚き火だけでなくBBQも楽しみたい
- 日本製のロングセラーアイテムが欲しい
焚き火だけでなくBBQも楽しみたい
焚き火だけでなくBBQ・ダッチオーブンなどの直火料理を楽しみたいなら、ファイアグリルをおすすめします。
ファイアグリルは炭火でBBQを楽しむために、網があっても炭を入れやすくする工夫が施されていて、非常に便利。
別売のヘビーロストルを使えば、重厚なダッチオーブンも余裕で受け止めます。
網を外して薪を入れればすぐ焚き火が楽しめるので、1台で2役こなせる焚き火台ですよ。
日本製のロングセラーアイテムが欲しい
ファイアグリルは1998年に発売を開始し、現在まで続くロングセラーアイテム。
長期間に渡って売れ続け、キャンパーに愛されている実績があります。
金物の生産地として有名な新潟県・燕三条で今も作り続けているMADE IN JAPANの焚き火台です。
新潟県は有名キャンプメーカーがたくさん!
質実剛健な日本ブランドの焚き火台が欲しい方にとって、魅力的なのではないでしょうか。
ファイアーディスクをすすめたい人
ファイアーディスクは次のような方におすすめの焚き火台です。
- シンプルに焚き火だけを楽しみたい
- 有名メーカーで安めの焚き火台が欲しい
シンプルに焚き火だけを楽しみたい
ファイアーディスクには調理道具を乗せる五徳も、風をさえぎる風防もついていません。
シンプルすぎて不便なように感じますが、薪を自由に組み上げたり、気分に合わせて火力を調整したりと、じっくり焚き火を堪能するにはピッタリ。
またファイアーディスクの形状は洗練された無駄のない円盤型。
写真にもよく映えるので、焚き火のゆらぎを写真や動画に残したい方にもおすすめです。
有名メーカーで安めの焚き火台が欲しい
ファイアーディスクはAmazon価格で5,000円~5,500円ほど。収納袋がついているので、他に買い足さなくてもOK。
有名メーカーの大型焚き火台の中では、買いやすい価格帯のアイテムです。
たくさんのキャンプ道具を買い揃える必要がある初心者の方にとって、低価格なことは大きなメリットなのではないでしょうか。
まとめ|焚き火特化かBBQ兼用か
本記事ではキャンプ初心者が最初の焚き火台で迷いがちな、ユニフレームファイアグリル・コールマンのファイアーディスクを比較しました。
- 焚き火特化のファイアーディスク
- 調理にも便利なファイアグリル
- どちらも大人数OKの高コスパ焚き火台
シンプルに焚き火を楽しみたいならファイアーディスク、BBQやダッチオーブン料理などにも使いたいならファイアグリルをおすすめします。
当サイトではどちらのアイテムも個別に紹介しておりますので、気になる方はぜひ参考にお読みください。
▼ファイアグリルのレビュー記事はこちら
▼ファイアーディスクのレビュー記事はこちら
どちらの焚き火台も10回以上使ってみましたが、それぞれ使い勝手バツグンの良アイテム。
気に入ったほうを買っても間違いなしです。