- お手軽でカッコいい焚き火台がほしい!
- 何人で囲んでもOKの大きいサイズが良いな。
- 多機能じゃなくてもいいから安いやつがいい!
キャンプでの焚き火、せっかく火を起こすなら焚き火料理も魅力的です。しかし料理は他の道具を使って、純粋に焚き火だけを楽しみたい方もいるのではないでしょうか。
今回紹介するコールマンのファイヤーディスクは火床+三本脚だけの非常にシンプルなデザイン。ただぼんやり大きな焚き火を眺めたい方にとってピッタリのアイテムです。
一言であらわすなら「シンプル・イズ・ベスト」ではないでしょうか。
- 焚き火にしっかり向き合いたい人
- 大きな炎に没入感を得たい人
- 洗練された無駄のない形が好きな人
こんな方には、ファイヤーディスクをぜひおすすめしたいです。
後半では筆者イチオシのプラスワンアイテム「鍋のフタ」も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
それでは早速、本編をどうぞ!
コールマン・ファイアーディスク基本情報
ファイアーディスク | ファイアーディスクソロ | ファイア-ディスクプラス(廃盤) | |
---|---|---|---|
展開 サイズ | 約Φ45×23(h)cm | 約Φ30×16(h)cm | 約Φ60×23(h)cm |
収納 サイズ | 約Φ46×8.5(h)cm | 約Φ32X10(h)cm | 約Φ60×10(h)cm |
材質 | ステンレス | ステンレス | ステンレス |
重量 | 約1.6kg | 約 620 g (網込み焼900g) | 約3.2kg |
耐荷重 | 約30kg | 約25Kg | 約30kg |
価格 | 7,990円 | 4,980円 | - |
リンク | Amazon | Amazon | - |
現在プラスサイズは廃盤となっており、ソロサイズとノーマルサイズの2サイズ展開です。
コールマン・ファイアーディスクをレビュー
コールマンのファイアーディスクをレビューします。
使う前に「ここは良い!」と思ったポイントは以下の3つ。
- シンプルな円盤型のフォルム
- 展開は脚を立てるだけでOK
- ファスナー付き収納袋が付属
シンプルな円盤型のフォルム
ファイアーディスクの火床は円形のお椀状で、穴や切り欠きは一切なし。
頂点にとらわれずに、好きな角度で薪を組んだり並べたりが楽しめます。
特に冬は、広い火床が熱を反射してくれて非常に暖かいですよ。
展開は脚を立てるだけでOK
ファイアーディスクの展開は、たたんである脚を引き起こすだけでOK!公式では3秒設営と宣伝しています。
「カチャ」と音がするまで開けば、しっかり脚が固定されます。
片付けも同様に、脚のロックを外して折りたたむだけで完了!
展開も撤収もすぐ終わるので、子どもたちを横目に設営する忙しいパパママにピッタリです。
ファスナー付き収納袋が付属
基本セットに全面ファスナーの収納袋が付属します。袋は円形でファイアーディスクのサイズにピッタリ!
収納時は多少のすき間があるので、火消し袋や焚き火シートなどを詰め込んでおくのもアリですね。
袋の端から端までファスナーが縫い付けてあるので、フルクローズできます。
万が一袋の中がぐちゃぐちゃでも、ファスナーが閉まっていれば出てきません!焚き火臭もちょっとは閉じ込めてくれるかも?
使ったあとの気付き
- 専用の焼き網が使いにくい
- 火床のお手入れが簡単
- 新品の輝きはすぐに失われる
専用の焼き網が使いにくい
ファイアーディスクには専用の焼き網が1枚付属します。
こちらは形状が特殊で、台に直接取り付けて爪で固定するタイプ。
焼き網を取り付けると火床の中が少々動かしにくく、ちょっと不便。
網の一部が欠けているので火ばさみを突っ込めるんですが、中の炭を自由に動かすにはスペースが物足りないです。
あくまで焚き火台として使って、網はオマケ程度の気持ちでいるとちょうどいいかもしれませんね。
火床のお手入れが簡単
ファイアーディスクの火床は分解やパーツがないので、非常にお手入れしやすいです。
炭を入れたまま持ち運びも簡単だし、道具用の水道があればザーッと水洗いもできます。
わたしはいつもウェットティッシュで汚れを落とす程度です。
収納袋が全面ファスナーになっているから、汚れや匂いが中から出てくることを防いでくれます。
撤収作業がめちゃくちゃ楽なのは、かなり大きなメリットだと思いますよ。
新品の輝きはすぐに失われる
画像がなくて残念ですが、ファイアーディスクは購入時、自分の顔がきれいに映るくらいピカピカでした。
それが今はこんな感じ。
汚れて一切反射しなくなりました。
焚き火台は道具で使ってナンボです。
キラキラピカピカは買ったときに楽しんで、徐々に色がついていく過程も楽しんでいきたいものですね。
あわせて買いたいオプションパーツ
寸胴鍋のフタ
非公式アイテムですが、業務用の「寸胴鍋のフタ39cm」がめちゃくちゃ便利!
全ファイアーディスクユーザーに使って頂きたいくらい便利です。
焚き火が熾火になってきたら、消火したいタイミングで「寸胴鍋のフタ」を被せるだけでOK。
フタをすると内部の酸素がなくなり、火消し壺と同じ原理で火が消えます。
大体15分くらいで消火できるので、キャンプ泊のときも寝る前にフタを被せておけば安全で楽ちん。
消火してすぐは焚き火台もフタも熱々です!しばらく放置するか革手袋を使いましょう。
寸胴鍋のフタを買ってからは、もう手放せなくなりました。
ちなみに同じ形の45cmサイズは収納袋に入りません!直径39cmのフタを使いましょう。取手がフラットなため、ファイヤーディスクとセットで収納袋に入れられます。
寸胴鍋のフタはとても便利なので、お友達のファイアーディスクユーザーさんにもおすすめしてくれると嬉しいです!
鍋のフタはあくまで個人的な使い方です。場合によっては本体やフタが、熱で変形してしまう可能性もあります。寸胴鍋のフタを使う場合は、ご自身の判断でお願いします。
ニトリのキッチンラック
ケトルや鍋を置く五徳代わりに使ったり、焼き網の高さを足すのに使ったり。
ニトリのキッチンラックは安くて丈夫で便利です!
筆者は導入していませんが、焚き火で本格的に調理をするときなどに大活躍しそうですね。
ファイアーディスクを使った感想
メリットとデメリットを紹介します。
メリット3点
- 底に穴がないから灰が落ちない!
- 薪がまるまる1本入る直径45cm
- 組み立て・撤収が簡単
底に穴がないから灰が落ちない!
ファイアーディスクの形状はシンプルなステンレス板一枚だけ。
穴が開いていないので、燃えカスや灰が全く地面に落ちません。
焚き火の後片付けがめっちゃ楽々ですよ!
冷めてからなら、台ごと持って灰捨て場に運べます。いちいち火消し袋や火消し壺に移さなくてもOK。
前述した「寸胴鍋のフタ」と組み合わせると、ファイアーディスク本体が火消し壺の代わりになります!
薪がまるまる1本入る直径45cm
ファイアーディスクの直径は45cm、市販の薪が30~40cmで売っているので、切らなくてもバンバン入ります。
耐荷重も30kgあるので、結構がっつり薪を入れても大丈夫!
薪の量が増えすぎると火力が強くなります。炎は扱える範囲の大きさに留めておきましょう。
組み立て・撤収が簡単
ファイアーディスクは火床と脚だけ、しかも固定されているので面倒な組み立てがありません。
炭を捨てにいくときも、脚を持てば安全に持ち運べますよ。
BBQをしたり五徳を置いたりといった使い方はしにくいですが、焚き火だけ楽しみたい方にとってはピッタリです。
デメリット3点
- 焚き火し続けると燃焼効率が落ちる
- 3本脚は不安定に感じる人も
- 収納サイズはコンパクトにならない
焚き火し続けると燃焼効率が落ちる
ファイアーディスクのメリットである穴がないことは、長時間の焚き火には逆にデメリット。
燃え尽きた灰がどんどん溜まっていって、空気が通りにくくなってしまいます。
だんだん薪が灰に埋もれていっちゃう……。
気になる方はスコップなどを使って、ときどき灰を取り出してあげると燃えやすくなりますよ!
3本脚は不安定に感じる人も
ファイアーディスクは3本の脚を広げて地面に立たせる形状。接地面は脚先の3点だけです。
片側に重たい薪を乗せすぎると、ひょっとしたら倒れてしまう可能性も。
耐荷重は問題ないので、薪を置くときに少しバランスを見ながら置いてあげると安心ですね!
ファイアーディスクを20回以上使っていますが、いまだに倒れたことはありません。安心してください!
収納サイズはコンパクトにならない
ファイアーディスクの収納サイズは、残念ながらほとんど小さくなりません。
脚が折りたたまれる程度で、火床のサイズはそのまま。
一方でファスナー付き収納袋がついているので、焚き火のあと家の中が汚れる心配はないです。
焚き火の匂いも多少は軽減してくれてる……かな?
結構場所を取るので、購入の際はどこに置いておくか考えてから買いましょうね!
ファイアーディスクの通販サイトの口コミ
通販サイトに公開されているファイアーディスクの口コミを紹介します。
焚き火台はいろいろありますが組み立て式は焚き火開始までに時間がかかるし手も汚れるしいいことがありません。その点この製品は袋から出して足を広げるだけで設営完了。
その分、大きい・重たいのが危惧されますが車での移動なら問題ないです。車の有無がこの製品の選択の分岐点になりそうです(背負えなくもないんですけどね)。
薄い金属板を曲げて組み合わせた焚き火台と違い1枚のステンレスを曲面状に成型しているので熱変形が均等になり歪がでにくい。使い込むほど熱変形してみすぼらしくなる焚き火台がある中、これは形を保ったまま焼き色がつきます。
トライポッドなしでダッチオーブンを乗っけたりもしてますが折り畳みの足は結構丈夫です。
引用:Amazon
大きめの焚き火台が欲しかったので奮発して買って見ましたがソロのキャンプでも大人数でも十分過ぎるほどのスペックでした。
少し嵩張るので車での持ち運びをお勧めします
引用:Amazon
薪等は良いのですが、炭で使用するときは火力がガクッと落ちます
燃焼効率が悪いだけだと思うのですが、炭で使うなら空気穴空けないと厳しいかな?
見たや収納性、掃除のしやすさは良いです
引用:Amazon
焚火を楽しむならコレだけど。料理を楽しむなら。ちょっと微妙ですがなー。せめて良い五徳があればね。直あみは全く使えん。耐久性、片付けは最高だね。
引用:Amazon
最初の焚き火台、キャンプ入門編としては最適かと思います。キャンプ場で売られている薪も入る大きさ。
引用:楽天市場
使い勝手は良かったが、2年ほど使用で、足の溶接部分が取れた。耐久性はあげてほしい。
引用:楽天市場
まとめ|シンプルな大型焚き火台が欲しい人にオススメ
本記事はコールマンの円形焚き火台「ファイアーディスク」を紹介しました。
- 足を開く・たたむだけで簡単設営、簡単撤収
- 直径45cmの大型円盤で、薪を好きなように乗せられる
- 「寸胴鍋のフタ」は便利すぎるので皆使ってほしい
この記事がきっかけとなり、あなたもファイヤーディスクを使ってみてくれたら嬉しいです。
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