- 風が強い日でも、焚き火はできるのかな?
- せっかくついた炎が、風でどんどん消えてしまう。
- 風が強い日に、安全に焚き火を楽しむコツを知りたい!
キャンプ場で強い風にあたると、焚き火の火がつかずに苦戦する方は少なくありません。原因を知って対策を用意しておけば、風の強い日でも落ち着いて焚き火に向き合えます。
かずやん風の日は場所選びと風よけが決め手です!
- キャンプ歴5年以上、40代の2児の父。
- キャンプ好きの友人に誘われキャンプの虜に
- コロナでメンタルをやられ毎週焚き火を眺めて復帰
- もっと焚き火ファンを増やすべく焚き火ブログを執筆中


本記事では風が強い日に焚き火の火がつかない、ついてもすぐ消えてしまうという悩みに向けて、原因と対策を紹介します。
結論からお伝えすると、風上に背を向けて焚き火台を置き、ウインドスクリーンで炎を風からさえぎるのがポイントです。着火のときも、風よけを作ってから火を入れましょう。
また記事の後半では、風の日に片付けておきたいものについても解説しています。
- 「風でうまく火が育たず、何度も挑戦してしまう。」
- 「風の強い日でも、焚き火をあきらめたくない。」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
風が強い日は火がつきにくく、ついても長持ちしない
焚き火は酸素と熱と燃料がそろって初めて安定して燃え続けます。風が強い日はこのバランスが崩れやすく、火がつきにくくなったり、ついた炎が長持ちしなかったりします。
強い風が炎に当たると、熱が焚き付けにこもる前に空気中へ逃げてしまいます。穏やかな日と同じ感覚で火をつけようとすると、なかなか温度が上がらず苦戦しがちです。
風で炎が横に流れると、薪を温める熱の向きも定まりません。せっかく火種が育っても、一瞬の突風で炎が薄くなり、そのまま消えてしまうこともあります。
風が強いキャンプ場では、焚き付けの近くに手をかざすだけでも空気の流れを感じ取れます。この流れこそが、炎を弱くしている一番の原因です。
風向きによって燃え方が変わる
同じ強さの風でも、正面から吹き付けるときと横から吹き抜けるときでは、炎の傾き方や煙の流れ方が変わります。周囲の煙や木の葉の動きを見ておくと、風向きを把握しやすくなります。
風向きが分かれば、この後に紹介する焚き火台の置き方や風よけの向きを、無駄なく決められます。焚き火を始める前の小さな確認が、後の作業を大きく楽にしてくれます。
天気予報は当日の朝だけでなく、前日の夜にも確認しておくと、風対策の道具を余裕を持って準備できます。
雨で薪の乾きが悪いときの火のつけ方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
焚き火をやめる判断の目安を先に決めておく
風が強い日は、無理に焚き火を続けようとせず、あらかじめ中止の目安を決めておくことが大切です。判断が遅れると、炎が煽られて危険が増します。
木の枝が大きく揺れるほどの風が吹いているときや、突風が繰り返し吹くときは、焚き火を始めない、あるいは早めに切り上げる判断をしましょう。
強風注意報や暴風警報が出ている日は、絶対に焚き火をしないでください。安全を最優先に、無理をしない判断が欠かせません。
- 木の枝が大きく揺れるほどの風が吹いている
- 突風が繰り返し吹く
- 強風注意報や暴風警報が出ている
焚いている途中で風が強まったときの対応
焚き火の途中で風が強まってきたら、無理に燃やし続けずに火を小さくしていくことを優先しましょう。新しい薪をくべるのを止めるだけでも、炎の勢いを落ち着かせられます。
炎が落ち着かない場合は、早めに焚き火を切り上げる判断も必要です。焚き火は次のキャンプで再開できますが、事故は取り返しがつきません。
なお、慌てて焚き火台に水をかけるのは危険なため止めましょう。安全な終わらせ方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
焚き火を中止したときのために、温かい飲み物やガスランタンなど、代わりに楽しめるものを用意しておくのもオススメです。
キャンプ場によっては、風の強い日に焚き火を禁止しているところもあります。到着したら受付で確認しておくと安心です。



強風注意報が出ている日は焚き火を控えましょう!
風上に背を向けて焚き火台を置く
焚き火台を置く向きを変えるだけでも、風の影響はかなり抑えられます。風上に背を向けるように立ち位置を決め、焚き火台を風下側に置きましょう。
車や大きな岩、生け垣などの風よけになるものがあれば、その風下側に焚き火台を設置すると炎が安定しやすくなります。周りの地形を確認してから場所を決めましょう。
風向きの確かめ方
風向きが分かりにくいときは、軽い葉っぱや紙片を軽く持ち上げて離してみると、流れる方向がすぐに分かります。焚き火台を置く前に、この方法で一度確認しておくと安心です。
サイト全体が開けている場所では、時間帯によって風向きが変わることもあります。設営の段階と焚き火を始める段階で、それぞれ風向きを見直しておくとよいでしょう。
焚き火台の位置を決めたら、椅子やテーブルの配置もあわせて考えておくと、煙や熱風を避けながら過ごしやすくなります。
平らで水はけのよい地面を選ぶことも大切です。風で炎が傾いたときに、近くに燃えやすいものがないかもあわせて確認しておきましょう!
ウインドスクリーンで炎を風からさえぎる
焚き火台の向きを工夫しても防ぎきれない風は、ウインドスクリーンで直接さえぎるのが効果的です。焚き火台の風上側を囲うように立てて使います。
ウインドスクリーンがあると、炎の周りの空気の流れが穏やかになり、酸素と熱のバランスが崩れにくくなります。風が強い日ほど効果を実感しやすい道具です。
折りたたんで持ち運べるタイプが多く、荷物にかさばりにくいのも扱いやすいポイントです。焚き火を頻繁に楽しむ方は、1つ持っておくと心強い道具になります。



風よけがあるだけで炎の安定感が変わります!
設置するときのポイント
焚き火台からある程度の距離を取り、熱が直接あたらない位置に立てましょう。近づけすぎると変形したり、思わぬトラブルにつながったりします。
地面にしっかり固定し、風向きが変わったら、その都度立て直すようにしましょう。ペグや重りで足元を安定させておくと、強い風にも倒れにくくなります。
撤収するときは汚れや熱が残っていないかを確認してから片付けると、次に使うときも気持ちよく扱えます。
ウインドスクリーンが手元に無いときは、車や荷物を風上側に置いて壁の代わりにする方法もあります。熱で傷まないよう、焚き火台から十分に離して配置しましょう。
風の日は薪を低く詰めて置く
風が強い日は、薪を高く積み上げるよりも低く詰めて置くほうが安定して燃えます。すき間が減ることで、風が炎の内側まで入り込みにくくなります。
薪同士を近づけて組むと、お互いの熱で炎が支え合う形になり、突風が吹いても火が消えにくくなります。焚き火台自体も、背の低いタイプを選ぶと安心です。
細い薪を混ぜておく
太い薪だけで組むと、火が全体に回るまで時間がかかります。細い薪を数本混ぜておくと、早く炎が安定し、風で消えるリスクを減らせます。
焚き火が安定してきたら、少しずつ太い薪を足していきましょう。急に大きな薪をくべると、炎が一時的に弱まることがあります。
薪を詰めすぎると空気が通らず、逆に火が育たないこともあります。低く詰めるのはよいですが、すき間そのものを無くしてしまわないよう気をつけましょう。
薪の組み方そのものは、以下の記事で詳しく解説しています。
着火は風よけを作ってから火を入れる
風が強い日の着火は、いきなり火をつけるのではなく、小さな風よけを作ってから始めるとうまくいきやすくなります。石や薪を積んで、焚き付けの周りを囲いましょう。
焚き付けは細く小さいものほど風の影響を受けやすいため、風よけの内側にまとめて置いてから火を入れます。炎が小さいうちは、体で風をさえぎるのも効果的です。
着火剤を使うと、風が強い日でも安定した炎を保ちやすくなります。焚き付けに重ねて使うと、火が育つまでの時間を短くできます。
着火剤は種類によって燃焼時間が異なります。風が強い日は、燃焼時間が長めのタイプを選んでおくと、火が育つまでの間も安心です。



風よけを作ってから火を入れると成功しやすいです!
火が育つまで目を離さない
着火直後は炎がまだ小さく、突風一つで消えてしまうことがあります。焚き付けから薪へ火が移るまでは、その場を離れずに様子を見守りましょう。
炎が焚き付けから薪へしっかり燃え移ったのを確認してから、風よけを少しずつ外すようにしましょう。
風で飛ぶもの・燃え移るものを先に片付ける
焚き火を始める前に、風で飛ばされやすいものを片付けておくことも忘れずに行いましょう。紙類やビニール袋は、火の粉が飛ぶと燃え移る恐れがあります。
キャンプ椅子や軽量のテーブルなども、突風で倒れたり煽られたりすることがあります。焚き火の近くには置かないようにしましょう。
衣類やタオルなど乾いた布類も、火の粉で穴が開いてしまうことがあります。焚き火から離れた場所にまとめておくと安心です。
片付けを済ませてから焚き火を始めると、途中で作業を中断せずに火の番へ集中できます。準備の順番を整えておくことも、風の日には大切です。
焚き火中も定期的に周囲を見直す
焚き火を始めたあとも、風向きや風の強さは変わることがあります。時間が経ったら、周りに新しく置いたものが風の通り道に入っていないか見直しましょう。
テントやタープの入口が風上を向いていると、煙が中に入り込みやすくなります。焚き火台との位置関係も、あわせて確認しておくと快適に過ごせます。
タープを張っているときの焚き火の注意点は、以下の記事で詳しく紹介しています。



風で軽いものほど先に片付けておきましょう!
風の日の焚き火は場所と風よけで楽しもう
本記事では風が強い日に焚き火の火がつかない、すぐ消えてしまうという悩みに向けて、原因と対策を紹介しました。
場所選びと風よけの準備さえ整えておけば、風の強い日でも慌てずに焚き火へ向き合えます。振り返りとして、押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- 風上に背を向けて焚き火台を置く
- ウインドスクリーンで炎を風からさえぎる
- 着火は風よけを作ってから火を入れる
風の強い日でも、場所選びと風よけを工夫すれば焚き火を十分に楽しめます。次にキャンプへ行くときは、今回紹介した対策を試してみましょう。


当サイト「たきっぽ!」ではキャンプ初心者の方に向けて、「焚き火の一歩目のチャレンジ」を応援しています。焚き火の詳しい手順やよくある質問については、以下のページで紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。
▶ キャンプ初心者向け『初めての焚き火のやり方』完全ガイド

