- 子どもと一緒に焚き火をしても大丈夫かな?
- 目を離した隙に、火に近づいてしまいそうで心配。
- 子どもと安全に焚き火を楽しむために、何を準備すればいいんだろう。
子ども連れのキャンプで、焚き火にも挑戦してみたいと考える親は多いです。大人だけのときとは違い、子どもがそばにいると気をつけたいポイントが増え、身構えてしまう方も少なくありません。
かずやん服装と道具、近づかない範囲を決めておくと安心です!
- キャンプ歴5年以上、40代の2児の父。
- キャンプ好きの友人に誘われキャンプの虜に
- コロナでメンタルをやられ毎週焚き火を眺めて復帰
- もっと焚き火ファンを増やすべく焚き火ブログを執筆中


本記事では子どもと一緒に焚き火をするときに、親が気をつけたい安全対策と、あると助かる道具を紹介します。
結論からお伝えすると、大人が必ずそばに付き添い、燃えにくい服装と耐熱グローブで備え、近づかない範囲を決めておくのがポイントです。準備を整えてから、子どもと一緒に焚き火に向き合いましょう。
また記事の後半では、子どもに焚き火のお手伝いを任せるコツについても解説しています。
- 「子どもが焚き火に興味津々で、目が離せない。」
- 「万が一のときの対応も、事前に知っておきたい。」
そんな方は本記事を、ぜひ最後までお読みください。
子どもとの焚き火で起きやすいのは接触と転倒
子どもと焚き火をするときに特に気をつけたいのが、接触と転倒です。大人だけのときよりも、予測できない動きが増えます。
焚き火台や熾火に近づいて触れてしまう、走り回っていて焚き火台につまずくといった場面が起こりやすくなります。子どもは炎や火の粉に興味を引かれやすく、思わぬ距離まで近づいてしまうことがあります。
走ったり物を持って移動したりする最中に、足元の石やペグに引っかかって焚き火台の方向へ倒れ込むこともあります。子どもがいる焚き火では、この2つが起きやすいという前提で場を整えておきましょう!
焚き火台に触れてしまう場面
焚き火台の脚や五徳は、炎が小さくなっても高温を保っています。子どもは色や形に引かれて、無意識に手を伸ばしてしまうことがあります。触れてよい範囲を先に伝え、目の届く位置で焚き火をすることが基本になります。
走っていて転んでしまう場面
キャンプ場は地面が平らでないことが多く、走っている途中でバランスを崩しやすくなります。焚き火台の近くを通り道にしないよう、遊ぶ範囲と焚き火台の位置を離しておくと安心です!
低い位置に炎が来る焚き火台では、しゃがんで覗き込む子どもの顔が近づきすぎることもあります。座って見るときの目線の高さも、あわせて意識しておきましょう。
火のそばでは大人が必ず付き添う
子どもを焚き火のそばに置くときは、大人が必ずそばに付き添いましょう。少しの時間でも目を離すと、火に近づいたり道具を触ったりすることがあります。
料理の準備やテントの片付けで手が離せないときは、他の大人と交代して見守る担当を決めておくと安心です。1人が焚き火の番、もう1人が作業、という分担にしておきましょう。



焚き火の番をする人を、必ず1人決めておきましょう!
子どもが焚き火の近くで遊び始めたら、いったん離れた場所へ誘導するのも有効です。おもちゃや絵本など、気をそらせるものを用意しておくと落ち着いて過ごせます。
目を離しやすいタイミングに気をつける
特に目を離しやすいのは、食事の配膳や薪の追加をしているときです。作業を始める前に一声かけ合い、今は誰が見る番かをはっきりさせておくと、うっかりの隙間が生まれにくくなります。到着直後の荷ほどきや、片付けで気持ちが焚き火から逸れる場面にも注意しておきましょう。
夕方以降は焚き火の明るさで周りとの距離感が掴みにくくなるため、より近い位置で見守るようにしましょう。他の家族と隣り合う区画でも、自分の子どもが今どこにいるかを定期的に確認しておくと安心です。
燃えにくい服装を選んで肌を出さない
子どもの服装は、燃えにくい素材を選び、肌の露出を減らすことを意識しましょう。化学繊維のフリースなどは火の粉が当たると溶けて肌に貼りつく恐れがあるため、綿素材の衣類がオススメです。
長袖・長ズボンで肌の露出を抑え、裾やフードなどひらひらした部分が少ないデザインを選ぶと、火に近づいたときも安心感が増します。
靴もサンダルではなく、足の甲まで覆うスニーカーや長靴にしておくと、熱い炭や薪が落ちたときの被害を抑えられます。
綿素材の服を選ぶ
綿の服が選びやすいのは、化学繊維のように溶けて肌に貼りつかないためです。厚手のトレーナーやデニム地のズボンのように、生地に厚みがあるものを選びましょう。薄手の綿でも溶けはしませんが、生地が薄いほど熱は肌へ届きやすくなります。
足元はスニーカーか長靴にする
足元はサンダルを避け、甲までしっかり覆うスニーカーや長靴を選びましょう。靴下も薄手より厚手のものにしておくと、地面の熱や小さな火の粉から足を守りやすくなります。
着替えを多めに持っていくと、汚れたり濡れたりしたときにすぐ替えられて安心です。焚き火の近くで過ごす時間が長い日ほど、余裕を持って準備しておきましょう。
熱い道具は大人が耐熱グローブで扱う
焚き火台や熾火は、見た目以上に高温になっています。薪の追加や焚き火台の移動といった熱いものに触れる作業は、耐熱グローブをつけた大人の担当にしておきましょう。
手袋は革製で耐熱性のあるものを選びます。軍手は火の粉が抜けたり、化学繊維が混ざっていて溶けたりすることがあるため、焚き火の作業には向きません。



熱いものを触るのは、手袋をつけた大人の役目にしましょう!
大人が手袋をつけて作業する姿を見せておくと、子どもにも「ここは素手で触らない場所だ」という感覚が伝わります。
子どもに熱いものを持たせない
手袋をつけていても、熱いものを子どもに持たせるのは避けましょう。大人用の手袋は子どもの手には大きすぎて、途中で滑って落としてしまう恐れがあります。
子どもに手伝ってもらうなら、火にかけていない薪や食材など、冷たいものを運ぶ役割にとどめておきましょう。熱いものの受け渡しは大人同士で完結させるのが安心です。
手袋を外した直後は素手に戻るため、外すタイミングにも気をつけましょう。使い終えたら焚き火から離れた場所で保管すると、なくしにくくなります。
焚き火台の周りに近づかない範囲を決める
焚き火を始める前に、子どもが近づかない範囲を決めておきましょう。地面にロープを張ったり、目印になる椅子を置いたりすると、子どもにも分かりやすくなります。
テントと焚き火の位置関係も、子どもが行き来する動線に関わります。位置関係の考え方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
範囲を決めたら、焚き火を始める前に子どもと一緒に確認しておくと、途中で近づいてしまうことを防ぎやすくなります。
目印を使って範囲を示す
ロープが用意できない場面では、レジャーシートの端や地面に置いたクッションを目印にする方法もあります。子どもの目線でも分かりやすい高さや色を選ぶと、範囲を意識しやすくなります。暗くなると見えにくくなるため、ランタンを目印の近くに置いておくと安心です!
範囲の外側からでも焚き火の様子が見えるよう、目印は高すぎないものを選びましょう。子どもがしゃがんだ姿勢でも境界が分かる高さが目安です。
きょうだいや友だちと一緒のときは、範囲のルールをその場にいる全員で共有しておきましょう。誰か一人だけが近づいてしまう事態を防ぎやすくなります。
子どもに役割を渡すと落ち着いて過ごせる
子どもは「見ているだけ」の時間が長いと、退屈して焚き火に近づこうとすることがあります。役割を渡しておくと、落ち着いて過ごしやすくなります。
薪を運ぶ、焚き付けを集める、食材を大人に手渡すなど、火から離れた場所でできる作業を任せてみましょう。



火から離れた場所でできる役割を渡すと安心です!
年齢に合わせて任せる作業を変えることも大切です。小さい子どもには見守り役や声かけ係など、安全な範囲でできることを用意しましょう!
年齢に合わせて役割を変える
小さい子どもには、大人のそばで声をかける係や、離れた場所から様子を伝える係を任せましょう。少し大きくなったら、焚き付けを集める、食材を運ぶといった体を動かす役割に広げていくと達成感につながります。
役割を終えたら、きちんとできたことを言葉にして伝えましょう。認めてもらえると、次の焚き火でも進んで手伝おうという気持ちにつながります。
作業の合間には、火から離れた場所で休憩する時間も設けましょう。集中が続きすぎると注意力が落ち、思わぬ場面でふらついてしまうことがあります。
すぐ手当てできる準備をしておく
気をつけていても、小さなトラブルが起きることはあります。すぐに対応できるよう、救急セットを用意しておきましょう。
子どもは大人よりも肌が薄く、少しの接触でも赤くなりやすいため、冷やせる保冷剤や清潔なガーゼを入れておくと安心です。
焚き火全般の怪我や火傷を防ぐ考え方は、以下の記事で詳しく紹介しています。



救急セットは、焚き火を始める前に手の届く場所へ!
救急セットは、絆創膏や冷却シート、清潔なタオルなど基本的なものが揃っていれば十分です。持ち物リストに加えておき、キャンプへ行くたびに中身を見直す習慣をつけましょう。
近くの病院やクリニックの場所を、出発前に調べておくと落ち着いて行動できます。キャンプ場によっては医療機関まで距離があるため、あらかじめ経路を確認しておくと安心です!
救急セットの場所は、大人だけでなく年長の子どもにも伝えておきましょう。いざというときに声をかけやすくなります。使ったら補充し、次のキャンプでも同じ状態で持ち出せるようにしておきましょう。
子どもとの焚き火は準備と役割分担で楽しもう
本記事では子どもと一緒に焚き火をするときに、親が気をつけたい安全対策について紹介しました。
- 火のそばには大人が必ず付き添う
- 燃えにくい服装で備え、熱い道具は大人が扱う
- 近づかない範囲を決めて役割を渡す
準備と役割分担を整えておけば、子どもと一緒に焚き火の時間を安心して楽しめます。次のキャンプでは、今回紹介した対策を試してみましょう。


当サイト「たきっぽ!」ではキャンプ初心者の方に向けて、「焚き火の一歩目のチャレンジ」を応援しています。焚き火の詳しい手順やよくある質問については、以下のページで紹介しています。興味のある方はぜひお読みください。
▶ キャンプ初心者向け『初めての焚き火のやり方』完全ガイド

